「いまだに人気！『頭文字D』に登場したクルマの中古車相場を調べてみた［前編］＆［後編］」

ん～、先日の記事といい、なんでここへきて頭文字Dの車関係の記事が目に付くようになってきたんでしょうね。（先日の記事はイニDに特化した記事ではなかったけど）
もう少し、現在の連載漫画についての記事は無いんでしょうか。。

…という感想がまず第一。

今回の紹介車種は以下の通り。

【AE86】藤原拓海「メンテを含め予算300万円は見ておきたい」
【FD3S】高橋啓介（赤城レッドサンズ）「500万円以上する中古車もざら」
【FC3S】高橋涼介（赤城レッドサンズ）「希少車ながらお宝中古車も見つかる」
【S13シルビア】池谷浩一郎（秋名スピードスターズ）「NAのATモデルも多く残っているかつてのデートカー」
【180SX】健二（秋名スピードスターズ）「台数減少により中古車相場は高値安定」
【S14シルビア】中村賢太（赤城レッドサンズ）「25年ルール解禁で今後相場が上昇するかも」
【R32 GT-R】中里毅（妙義ナイトキッズ）、北条凛「少しでも多く日本に残したい名車」
【R34 GT-R】星野好造（パープルシャドウ）「25年ルール適用を控え、市場から中古車が消えている!?」
【80スープラ】皆川英雄（レーシングチームカタギリ ストリート バージョン）「流通台数が激減し、新型と同程度の相場に」
【初代インテR】酒井（東堂塾）「間もなく25年ルールの対象に。一気に相場が動く可能性大！」
【シビックタイプR（EK9）】二宮大輝（東堂塾）、舘智幸（東堂塾）「インテRより相場が高め。比較的程度のいいものは最低でも250万円は必要に」
【ランエボⅢ】須藤京一（エンペラー）「すでに中古車はほとんど流通していない状態に」
【ランエボⅣ】岩城清次（エンペラー）「『頭文字D』登場車種が100万円以下で手に入る」
【カプチーノ】坂本（埼玉北西エリア連合チーム）「『頭文字D』登場モデルでは比較的買いやすいが、台数は減少中」

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清次のエボⅣが100万円以下ってのはちょっと驚き。思ったより安い。けど、ここしばらく現役車を見たことが無い。

で、サブタイトルには以下のように書かれてるけど、

タマ数減少に伴い相場は急上昇

これ（玉数減少）は昨今起きてる急な現象じゃないと思うんだけどなあ。結構前からそうでしょ？

【FD3S】の個所では、こう書かれている。

流通しているものの多くはヘビーにチューニングされたもの。一方で状態のいい低走行車や最終のスピリットRなどは車両本体価格500万円以上するものも珍しくありません。

ここで書かれているような「ヘビーにチューニング」されていないものは、少し前までは近所でもちょこちょこ見かけたけど、最近あまり見かけない。涼介のFCに至っては、ほんと滅多に見かけない。
もう中古車市場にはまともなのはほぼ無いと思ってます。
というのは、乗ってる人は大事に乗り続けて手放さないと思うから。かくいう自分が、車ではなくてエレキギターだけど、大事に使ってきてきれいな状態のヴィンテージ（国内外でこれだけ良い状態のヴィンテージは無いと自負してる）を2本持ってて、絶対売らないつもりだから。まあ、楽器には維持費が車ほどかからないといってしまえばそれまでだけど。
でも、たいていオーナーの駐車場で見かけるFDは、色々と「大事にしてる感」がみられる。

市場にあるのは事故車かなんかだと最初から覚悟して、それなりに心構えを持って買った方が良いのではないかと個人的には思ってます。それか、走行距離が超絶いってるとか。
税金その他維持費がかかるからといって、泣く泣く手放す人も少なからずいるとは思う。

たまに、「ガレージに高級車（またはレア車）が眠ってて、その家の誰も興味がなくそのまま置いてあった」みたいな話もあるけど、そういったケースに出会えてしかも自分がそれを入手できるのって、どんだけ天文学的な数字の確率なんだろ。

いずれにしても、20年もたつとあちこちガタがくる上にメーカーでも生産終了とかで部品が無くなるから、メンテがたいへん。
国内でもそんな状況なのに、25年も経ってアメリカあたりに渡って部品に不具合出たらどうするのかな。マジでこの辺り知りたい。

日本人って、昔の漫画時代から、「ロボットは友達」みたいに機械を人扱いして時には愛称をつけたりして大事にかわいがるメンタリティがあるけど、他の国の人はどうかなあ。最近のアメリカ人（その他の国の人もだ）が日本人みたいに車を大事にする風潮が出てきていればいいんだけど。他人事ながら、やっぱり良い車が無残に潰されるのはもったいないと思うので…。

それで思い出した。少し前になるけどアメリカのあるテレビ番組で、中古のFDを買ってそれを「ヘビーにチューニング」する、というのがあった。なんだかアメリカンテイストで、日本人的には「微妙…」としか言いようのない手の加え方だったような記憶がある。途中から録画してあるから、また後日、時間のある時に見てみます。

「少しでも多く日本に残したい名車」の【R32 GT-R】も、ファン＆お金のある皆様、国内で買い支えてください。（と、買わない自分が言う資格は無いけれど…）
とはいえ、【R34 GT-R】の
＜中古車価格帯＞500万～1980万円
って、価格の振り幅大きすぎない？　そんなもん？　ちょっと気になる。最低価格と最高価格の実物を見てみたい。

さて、これらが海外に行って、どれだけの価格になるんだろう？　それでも買い手がいるのかな、という点が気になる。
物によっても変わるけど、だいたい一般的には、本国で売られている価格の２～３倍が海外での平均価格だったりする。
自動車の海外への輸送って割とたいへん（物理的にも手続き的にも）なのと、在庫リスクなどを考えると、最低でも日本での3～4倍以上はするだろうな。プレミア狙いで、もっとつくかも。5～10倍とか。
それを買う金持ちは、やはりいるところにはいるんだろうか（謎
1980万円の10倍って、約2億円だよ？

ジャパニーズ・ウイスキーが世界的にブームになり、山崎だの竹鶴だのが日本中の酒屋から中国人の人海戦術によって買い占められ、ウイスキー愛の無い人々によって法外な価格で転売されている状況を見ると、こういった車もそうならないよう願いたい。
流出するだけ流出して、ちゃんとした買い手がいない、みたいなのは勘弁。

いまだに人気！『頭文字D』に登場したクルマの中古車相場を調べてみた［前編］
いまだに人気！『頭文字D』に登場したクルマの中古車相場を調べてみた［後編］/