頭文字Dな日々

頭文字DとMFゴーストの原作・アニメ・音楽・映画・グッズ・その他諸々やハチロク関係に関して、温かい目で謎や感想、レビュー、考察を書き留めておくブログです。

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『新劇場版「頭文字D」Legend3-夢現-』 2回目鑑賞後のレビューとネタバレ

 

0. 序 | 1. 概要 | 2. 音(サウンド) | 3. 新型ハチロク(TOYOTA86)のドライバーは? | 4. 音楽 | 5. 表現 | 6. 映画館

picadelly_s
映画公開から4週間が過ぎ、各映画館もそろそろ上映終了となってるところが出てきました。
でも今回は映画館ごとに終わる時期がまちまちって気がする。
前回はうっかり2回目を逃してしまったので微妙だけど、これまで終わるときは結構一斉に終わってたような…!?
にしても、映画館のwebサイト見ても、上映終了日がいつなのかがわからない(あるいは非常にわかりにくかったりする)ところが多くて困る。
片っ端から電話して聞くのもめんどくさいので、こういうスケジュールはわかりやすくお願いします。。

1回目のレビューはこちら
『新劇場版「頭文字D」Legend3-夢現-』 観てきた感想(レビュー)

概要

さて、二回目見た感想はというと、一回目の感想とだいたい同じ。

ただ、以前「Legend2 -闘走-」の感想を書いたとき、

今回の新劇場版Legendシリーズは、バトルシーンにスローモーションを入れません。

って書いたけど、これまでのも見返してみると、意外とそうでもなかったりするシーンがあったりして。

基本的にはスローにしないという方針っぽくて、また、重要なシーンを3回くらい繰り返すといったよくある手法も使われてない。
でも最初から最後まで全部そのままのスピードで流すかといえばそうでもなくて、「ややゆっくり」という部分もたまにある。

…というのを、前にLegend2を見返してみて思ってたところだけど、今回のLegend3でもスローモーション出てきました。
ここまでゆっくりになるのも珍しいのでは?
というわけで、みなさん見てみてください。

あと、バトル中の人物のセリフ量が割と増えてた印象。
(あくまでも印象なので、もいっかいちゃんと見比べてみないとはっきりしないけど。いずれまた検証します)
今までこんなにしゃべってたっけ。

音(サウンド)

個人的な好みってこともあってか、FCの音が最高に良かった。
もちろんハチロクやそのほかの音声もすごくいいんだけど、FC最高。
もうこれだけで十分ってくらい、いい仕事してます。

前回見た後、やっぱ2回目は爆音系の映画館がいいかな~と思って、川崎チネチッタあたりに行こうかと思っていたけど、諸事情により新宿ピカデリーへ。
最初に流れる他の映画の予告やらなにやらが始まったときは、あまりに音が小さかったので、「これはもしかして失敗したか!?」と思ったけど、本編始まったらちゃんと音大きくなりましたよ、と。

同じ映画館でもシアタールームごとに設備の違いはあるから一概には言えないけれど、このピカデリー映画館の音質はクリア系なのかな。
上映はシアター7。
キャラの声なんかもすごく澄んでてきれいに聞こえて、録音技術すごいなーと思ったくらい。

今回のLegend3は、爆音系いいですよ、爆音系。
もしまだお近くの映画館がやってるなら行ってみてください。
たぶん4DX最強。

また、近いうちBlu-rayが発売されると思うので、買った皆さんは、近所迷惑にならない程度に爆音環境にして聞いてみてください。
高性能ヘッドフォンとかもいいかも。

新型ハチロク(TOYOTA86)のドライバーは?

これが今回一番のネタバレかと思われたので前回の感想時には触れなかったけど、もうそろそろいいかな。

これって、未来の拓海だよね?
未来から、いろんな意味で転機となる今回のバトルを見にやってきた…という設定かな。
最初は、作者リスペクトでしげの先生が出演されてるのかとも思った。

一緒に行った連れが「未来の拓海はこの車(新型ハチロク)に乗ってて死んだんじゃないの」とか物騒なことを言い出して「え゛ー」と。。
「だってしげの先生って、結構キャラ死なすじゃん。バリバリ伝説とか」と、身もふたもないことを言われてしまった。
いや、さすがにもう完結している作品でそれはないと思うけど。

バトル前からすでにこの時代にやってきてて、バトル見て翌日秋名峠で過去の自分と一緒に走って未来に帰った…と思いたいところ。
でも、いつ来たとかいつ帰ったとかは全く不明だね。
そして、バトル時のギャラリーの車の中にもそれらしきものが?(遠くてはっきりしなかったので、今後要確認)
しかしGSで会わなければ、拓海にしか見えないほっこりファンタジーだったのに、あれで一気に現実感が…。

ところでタイムトラベルものって複雑なので、いろいろつじつまを考えるとわけわからなくなることが多い。

– 本人がトラベルしてる最中、元の世界からは消えているのか?
– 元の世界に戻ってきたとき、そこでは時間が経過しているのか、それとも時間はたっていないのか(トラベル開始時に戻るのか)?
– 元の世界で時がたっていない場合、本人は時間を余計に生きてるわけだけど、やっぱ老化は早いのだろうか(あ! そこでアインシュタインの相対性理論によって、年齢不変となるんでしょうかね。謎)
…などなど

そして、「過去や未来の出来事に干渉して、歴史を変えてはならない」というのがだいたいの掟だったりするけど、今回みたいに顔を合わせるようなことになったり、直接間接含めて何らかの接触が起きたらやばいんじゃ・・・?
まあドラえもんは、30世紀の未来からやってきて、おもいっきり過去ののび太君を鍛えて干渉しまくりだけどね。。

ていうか、そもそもこのストーリーの時代設定って、いったいいつなんだろう?
2016年現在じゃないよね???
ハチロクやハチゴー、FCなんかが現役でバトルってるということは、ざっくり20年数前くらい?
映画内ではケータイは出てきてるけど、スマホは出てきてないような。
でも、20年前にあんなに露出度高い地方の女子高生はいなかったのでは…(たぶん)

そして拓海がバイトしてるGSは、ゼネラル石油かな。
これはもう、昭和40年代からすでにこのロゴ。
https://www.emg-ss.jp/sakai_50th/history/

スポンサリングされているからか、時代がいつであってもいいように変わってないロゴにしているのか。
(どこからもスポンサリングされてないなら架空のロゴにすればいいだけなので、たぶん協賛されてると想像)

とりあえず原作の漫画が始まったのが1995年なので、ざっと20年前として考えると、バトル当時の拓海が18歳、新型ハチロクに乗ってる拓海が38歳。。
文太や店長が43歳であの風貌ということを考えると、見た目若いっすね~
(といっても顔全体が出てきたわけじゃないけど)

音楽

今回、BACKDRAFT SMITHSイチオシって感じですかね。
全然予習してなかったんで、バトルの最中に後ろで流れる挿入歌が、「これで別々のバンドがやってるとしたらどれも似た感じの楽曲だな~」と思ってたら、最後のクレジットでBACKDRAFT SMITHS以外のバンドは出てきませんでしたと。

新劇場版 頭文字[イニシャル]D Legend3 -夢現- Sound Collection

でもなんでだろ、公式サイトの音楽のページにはBACKDRAFT SMITHSの曲のことは全然出てないよ。

http://initiald-movie.com/music.html

それから、拓海となつきが車の中で話をするシーン。
これまでだったらm.o.v.e.の曲がバックに流れたんだろうなあ、などとつい思ってしまった。

表現

前回の感想で、

目の前を走りすぎていくイメージで2台が間髪をいれずに通り過ぎていくサイドビュー。
そこからいったんフロントビューになり逆サイドへ回ってさらにサイドビュー

って書いたとこ。

このサイドビューの切り替わりが、コース上のコーナーの切り替わりを表現してる。
これは今までにあまりない見せ方だと思う。
スピード感とも合わせて、とても面白い。
あとで、スローモーションにして見てみたいところ。

表現といえば、Legend1のときからずっと思ってたんだけど、高橋兄弟の目が光るの怖いよ。
最近のアニメの画風として、「眼球に光を反射させる」という表現手法がわりと多く見られますね。
昔は、目の中に星や光を描く(白抜きする)だけだったのが、技術の発達なのか、だんだん細かくなってきてます。

そんな中、頭文字Dも、この新劇場版映画からそのような表現がされてきました。
今風だな~と思いながら見てたけど、なぜか高橋兄弟だけ目が光ると怖い。。
青い光とか放ってるからかな。
特に涼介はもともと狐顔なので、目が青く光ると人外(しかも悪役)といった感じになるんですけど。。

未来の拓海とハチロクがやってきた!あたりでSFアニメになり、人外のライバルが現れたところでやっぱりSFか…!? という展開。

画といえば、静止画で見ると「謎の縦線」が結構増えてるなーと思ったんだけど、映像で見るとあまり気にならなかった。
むしろ、思ってたより少ない? と感じたほど。(よく見るとやっぱりたくさんあったけど)

そして、中里はやっぱりいい奴だな~と。
拓海vs.涼介バトルが終わったとき、スピードスターズ、レッドサンズ、その他ギャラリーの人々はみんな重い空気の中沈黙が続いた。
そんな中、中里は、「いいものを見せてもらった」とさわやかに感想を語る。
好感度アップ。

なんなら、あの空気重いみんなの中で、空気読まずにそう語っちゃってもいいんですよ。

ちょっと気になる点を言えば、あまりに冷静な好青年になりすぎてるところかな。>中里
もっと熱血バカ度を炸裂させて、慎吾と一緒にバトル勝者決定シーンで叫びまくってもよかった。
これまで何度も書いてるように、熱血馬鹿キャラが好きなんで。

それからなつき。
石段を体をくねらせて飛び上ってくる様子は、あんなことする女の子絶対いないだろー、と思えるわけで。
けど、漫画のキャラは別に実際にいるような人物でなくてもいいわけで。
それいったら高橋涼介なんて、絶対どこにもいないですよ。。

それと、いわゆるモブ。後ろを通る人とか、ストーリーに関係ないその他脇役の人々。
この人たちの動きがとてもはっきりきちんと描かれているので、なにか話に絡んでくる伏線なのかと思うこと多し。。
そう思ったら、モブなのにただちゃんと描かれていたというだけで、関連性はありませんでした。

映画館

新宿ピカデリー
3月5日(土)19:20~20:35
シアター7(127席・車椅子席2席)

映画館のロビーでは7~8割が20代だったけど、イニD映画シアターは、安定の観客層
これまでと同じく、20~40代(50代以上は見かけなかったような)中心で、一人の人もいればカップルもいて、女性二人連れの姿も。
シアターに入る前から期待度満点!な方々もいて、みなさん楽しそうでした。
観客数は40人ちょっと。
ミニ色紙のおまけは、すでに配布しきってしまったのか、ありませんでした。

あー、これで一旦劇場版映画は完結なんですかね。。
1年に1回くらいはなにかほしいなあ。。
次の映画もしくはテレビその他イベントを待ちつつ、これまで書こうと思って書いてこなかったFifth Stageあたりをおさらいして、感想やらレビューをぼちぼち上げていこうと思ってます。

今回の新劇場版映画の感想も、追加分をちまちま書いていくかも。

Posted by Silvia

 - 頭文字D 新劇場版映画

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