映画音楽 2005年実写版 vs Legendシリーズ
「2005年の実写版映画のプロモビデオがよくできてる」という話を自分で書いてみて、さらに何度かこの映像を見直してみて感じたこと。
「音楽的な疾走感」としては、申し訳ないけど、今回の新劇場版映画シリーズよりも実写版映画の方が個人的には上だと感じる。
このLegendシリーズの音楽が、どうも映像やストーリーにマッチしていると思えなくて。
昨年の第1弾を見たときからずっと違和感があって考え続けてて、なんとなく今、自分の中でまとまった結論としては、その理由は歌詞とか曲の構成がどうこうというのではなく、純粋に「音(サウンド)」。
2005年の実写版映画のときもそうだし、テレビ(DVD)シリーズのEUROBEATなんかもそうなんだけど、音がストレートなんだよね。
それに対して、今回の新劇場版映画の音楽は、どれも音をいじりすぎ。(※あくまでも個人的な感想です)
先日公開された30秒特報映像に使われている曲も、第1弾-Legend1 覚醒-で使われていた曲の多くも、フェイザーかフランジャーかなんかをかけているみたいで、全体的に音がくぐもってる。
つまり、ぶっちゃけ、音がぼやけ気味。
なんとなくポヤンとしてしまって、ガチバトルの雰囲気の盛り上げにはちょっと感覚が違う、みたいな。
ヴォーカルにエフェクトがかかると、全体のサウンドが一気に混沌化する。
バトルシーンでなければそういう世界観は大いにアリなんだけどね。
ギターのサウンドにフェイザーとかフランジャーとかの効果をかけると、一般的には金属的な疾走感が出るものなんだけど(幻想的な感じも出るけど)、ヴォーカルにそうすると、混沌化してまったく別物になるんだな~と、改めて実感。
でもそういうサウンドって、回想場面のようなものにはマッチするんだけど、ガチなバトルにはちょい不向きではないかと。
特に歌入りの曲の場合、ヴォーカルパートにまでエフェクトがかかってると、ほんとそんな感じ。
少なくとも、ヴォーカルだけはストレートな音声でないと。
EUROBEATでも、曲によっては音にエフェクトをかけているものもあるけど、単発だし、それはそれで場面にマッチして使われているから違和感はないな。
『「新劇場版 頭文字D」 2回目観賞後の総合レビュー』のエントリーで、
曲それぞれの認識がしづらいですよ。。
音楽の総プロデューサーがいて作曲していないと、一貫性が無いからではないかと思ってみたり
こういった今回の選曲だとそれぞれのバンドの個性がある分、「わかりやすさ」が無い。
って書いたけど、「ヴォーカルを含め、全体的にフェイザー的なエフェクトをかけたサウンド」という点では、Legend1の音楽は統一されてるかも。
(Legend2はどうなるか!?)
でも特に第2弾の今回は中里と対戦するので、バッハのトッカータとフーガから始まる、あの「GT-Rのテーマ曲」が流れないと、物足りなく感じる人が多いと思われ。。
関連記事
-
「新劇場版『頭文字D』Legend2-闘走-」公開日は5/23(土)
3部作である新劇場版映画の第2弾が、5月23日(土)に決定したという話。 「夜の …
-
『新劇場版「頭文字D」 Legend2 -闘走-』 観てきた感想(一回目)
公開日の5/23、『新劇場版「頭文字D」Legend2-闘走-』をさっそく観てき …
-
『新劇場版「頭文字D」 Legend3 -夢現-』 見所その2
この映画は「1.涼介とのバトル 2.なつきとの交際」がメインになるのでは?と書いたけど、もうひとつ忘れてた…
-
頭文字D 実写版映画 THE MOVIE ~拓海編
この映画、割と人気と知名度のある俳優陣が出演しているみたいだけど、あまり最近の香港映画に詳しくないので、その程度がよくわからない。…
-
『新劇場版「頭文字D」 Legend3 -夢現-』 2月6日公開!とその見所は?
新劇場版 最終章 藤原拓海 VS 高橋涼介 究極の限界に挑む 極限(エクストリー …
-
VOCAL BATTLE : キャラ カラオケ大会 ~前半戦
最近、巷でも自分の中でも、実写版映画と4th Stageの話題ばかりが主なので、 …
-
頭文字D 実写版映画 “THE MOVIE” ANIMAXでTV初放映!?
危うく忘れるところだったけど、昨日の夜、ANIMAXでなつかしの頭文字D 実写版 …
-
デイヴ・ロジャースからのメッセージ
こっちのブログじゃなくて普通のサイト版作ったそっちの掲示板で、「劇場版3rd S …
-
音楽の変遷
最初に買って以来、実はほとんど聴いていなかったFourth Stage D Se …
-
新劇場版 頭文字D グッズ販売開始
新劇場版 頭文字Dのグッズが販売されたと出てたので、番組終了後に早速みてみましたよと。