恋愛小話
この漫画には、いくつかの失恋話が出てくる。
拓海&なつき、池谷&真子、イツキ&和美とか。(イツキ&なつきの友達、ってのは始まる前から終わってたようなものなのでこの際除外)
原作の方だと、こういった恋愛話はストーリーに奥行きを持たせる上でちょっと役立ってると思う。単にバトルの連続だとバカみたいになるから。(ついでに言うと、拓海の卒業後の進路を考える点なんかも、登場人物の成長が見えて結構いいと思ってる)
ところが、アニメになると、どうもこの恋愛小話がうっとうしい。こっちの方は淡々とバトルに特化して欲しいところである。
そこで一番の疑問といえば、どれもこれもうまくいかない最大の理由が、「遠距離」という点である。遠距離じゃないな、中距離くらいか。
なつきと和美以外はみんな車持ってて(しかも走り屋だよ)、遠・中距離というよりむしろ近隣県住まいだ。
だから車で一走り(せいぜい2時間くらいだと思う)するくらい何の問題も無いはず。
車がないといっても、イツキは和美に、「免許取りなよ~」と勧めて、和美もすっかりその気になってるし。当面イツキが群馬から埼玉まで行くくらい、どうってことないだろう。
なのになんで「和美ちゃんが埼玉に行ったらもう会えなくなる」なんて泣いてるんだ・・・
心理的にはものすごく遠いということか。
まあ、和美とは別の理由で失恋するわけだけどね。
(アニメの方では出てこなかったっけか)
拓海&なつきのパターンはよくあると思う。
高校を卒業して、方や地元で就職、方や東京の学校へ・・・、でなんとなく疎遠になるケース。
一番納得いかないのが、やはり池谷先輩と真子だろう。
たいして離れていないところに住んでいて、お互い好き同士なのに、なんなんだ、この煮え切らなさは。
峠の釜飯屋で真子をさんざん待たせた挙句、怒らせてしまった後、池谷先輩はどうして詫びの電話しなかったんだろう。電話番号知ってるじゃんね。
たとえもう嫌われていたとしても、待ちぼうけくらわせた詫びくらい入れたらどうかと思うんだけど。
そこで、待たせたことに対する詫びだけじゃなくて、正直に自分の気持ちを伝えて、さらには涼介のことを疑った自分が悪かったと言えば円満に収まるよね。作者には、とりあえずこの二人、なんとかハッピーにして欲しい。
そういえば、最近原作の方全然読んでないや。
啓介と恭子はどうなってるんだ?また「煮え切らないカップル登場」だとしたらやだなあ。
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